学習漫画 「世界の歴史」「中国の歴史」のご紹介

 

今回は、前回ご紹介した学習漫画 「日本の歴史」 シリーズに続いて、
世界史版である 「世界の歴史」 と、同じシリーズから 「中国の歴史」 をご紹介します。

 

 

 

学習漫画世界の歴史のシリーズは、日本の歴史シリーズに比べれば、実際にはややマイナーです。その理由としては、子供用の学習漫画の題材として、世界史はやや難しいという事情が主だと思います。

 

多用な文化、宗教、思想、価値観などが入り交じる内容を理解していくことは、例え優れた学習漫画という手法を使ったとしても、子供にはなかなか困難なことです。

 

 

そこで、世界の歴史シリーズでは、全てのシリーズで「英雄主人公の物語形式」が採用されています。ある地域・ある時代を代表するような人物(例えばジャンヌ・ダルク等)を主人公的な立場に据えて、人物を通して、周辺事情としての歴史的背景を理解するようにしよう、というやり方です。

 

英雄的生涯を送る人間が主人公の激動の物語ですから、異国の歴史という想像しにくい内容に対しても、感情的に興味がわきやすくなっています。これは見事な方法であると思います。

 

 

ただ、このような方法は、どうしても歴史説明の質や背景の網羅性という点を犠牲にしてしまいがちで、その点の不満足から、完成され親しまれている日本史シリーズよりも、敬遠されがちなのかもしれません。

 

以上の事情から、世界史シリーズは、日本史を終えたお子様が発展的にチャレンジするもの、また、世界史を本格的に理解するための、基盤となる土台を作るようなもの、と言えると思います。

 

 

 

「中国の歴史」は、このシリーズの中では珍しく単一国の外国の歴史を扱っているシリーズです。歴史的重要性や古代以来の豊富な関わりから、特にシリーズ化されて親しまれているものです。

 

中国の歴史は、性格的には、日本史シリーズと世界史シリーズの中間的なものだと言えます。その水準は、本質的には決して子供用と侮れるものではありません。この点で、日本史シリーズに匹敵します。ただし、10巻という少ないボリュームから、内容的にはある程度圧縮を余儀なくされています。

 

それでも、高校生の世界史の授業内容では中国史の知識が少なすぎること、
他にこのような簡易的かつ優れた導入本がないこと、また時代の要請から、
老若男女を問わず、高い注目を集めている優良シリーズです。

 

子供の場合、元寇などの日本史漫画シリーズで勉強した知識をよりしっかりと補うような役割、あるいは三国志など中国の興味のある部分をより知りたくて、というような場合が多いようです。

 

 

 

 

いずれにしろ、日本史シリーズ同様、形式は子供が進んで読みたくなるような漫画形式ですが、内容は、大人が真剣に読んで感銘を受ける水準の本格的な歴史の本です。

 

歴史の流れの本質的伝達が明確に志向されていて、決して、表面的暗記用の本ではありません。その編集方針は、ぐらつかない硬派なものです。

 

日本人の極めて高い歴史学習熱を縁の下で支えている、ひとつの大きな要因である、と言っては言い過ぎでしょうか・・

 

学習漫画 世界の歴史、中国の歴史の紹介サイトはこちらから

 

 


 


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