海外童話紹介(6) トム・ソーヤーの冒険

 

7月も半ば、いよいよ夏本番となってきましたね。
毎日暑いですが、もうすぐお子さん方は「夏休み」、
というところでしょうか。

 

前回と今回では、やんちゃな少年が活躍する海外文学を
1つずつ、ご紹介させていただいています。

 

今回は、有名な、こちらの作品のご案内です。

 

★トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫) / マーク・トウェイン

 

 

 

 「トム・ソーヤーの冒険」のあらまし

 

 

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やんちゃな少年トムは、ホームレスの少年ハックを相棒に、
たくさんのいたずらや、海賊ごっこの冒険旅行、
深夜の墓場での殺人事件の目撃から、迷路のような洞窟での宝探しなど、
スリル満点の毎日を過ごしています。

 

ミシシッピ川の傍にある片田舎を舞台にした冒険活劇、
ユーモアありハラハラあり、そして爽快感たっぷりの、
世界中に愛されている少年文学です。

 

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トム・ソーヤーの冒険もニルス同様アニメにもなったり、
また映画化や、ディズニーランドなどのアトラクションで、
親御さん世代には大変親しまれている作品ですよね。

 

著者は、少年時代をアメリカのミズーリ州ハンニバルで過ごした、
マーク・トウェイン。

 

ハンニバルは、トムたちの住む田舎町の舞台にもなった土地なのだそうです。

 

作中にもある有名な壁塗り事件をモチーフにした「壁塗り競争」を、
ハンニバルでは毎夏行なわれるトムソーヤ祭りにて開催しているそうですが、
トム・ソーヤーが現在でもたいへん愛されている作品だということを実感させられます。

 

 

 

 子供たち以上に、大人にも好評!?

 

 

さてこの「トム・ソーヤーの冒険」、マーク・トウェインは前書きにて、
「かつて少年少女だった大人たちにも読んでもらいたい」
と述べています。

 

 

オンラインショップ等の読者レビューを拝見していても、
世のお父さま方がこぞって、

 

「大人になった今だからこそわかる」

 

と書かれているのが、たいへん印象に残りました。
トム・ソーヤーの中に、かつて少年だった自分を見つけ、
投影しながら読まれているようです。

 

 

大人が読むと、懐かしさ愛しさ、
子供が読むと、リアルなドキドキ感や爽快感、
…を覚える作品なのかもしれませんね。

 

古典と呼ばれてもおかしくない作品ですが、
「マンガにしか興味のなかったこどもが読書の楽しさに目覚めた」
というくらい、現代のお子さんから見ても魅力的に映るようです。

 

 

時代を超えて愛される名作です。
ぜひ、お子さんとご一緒にご覧になってみてくださいね。

 

 

 

 夏は本の中での冒険も…

 

 

梅雨が明け、すぐそこに夏休みが待っています。

 

宿題やプールに旅行、お子さんたちにとっては
きっとわくわくだらけの長期休みだと思いますが、
ぜひ、課題図書以外の読書もすすめてあげてください。

 

 

普段の生活の中では決して出来ないような冒険も、
本の中ではめいっぱい体験できます。

 

読み終わった後は、お子さんと作品について話し合ってみてくださいね。
それがきっと、次の読書へのステップに繋がると思います。

 

 

 

 次回は・・・

 

 

次回も、海外の児童文学紹介を予定しています。

 

最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

今回の本
トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)

 

関連する本
ハックルベリイ・フィンの冒険 (新潮文庫)

 

 


 


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