大人にもおすすめの童話「少女パレアナ」
日食も終わってしまい、気持ちのよい季節となりました。
今月も、月に1〜2回の教育おすすめコンテンツ通信を、
歴史漫画/伝記漫画のサイトから登録いただいた方に、
発行して参ります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
海外児童文学紹介 (4)
今月の後半は、海外児童文学のご紹介です。
今回は、個人的にとっておきのこちらの作品です!
『少女パレアナ (角川文庫クラシックス)』
エレナ・ポーター (著)
※対象:小学校中学年〜全ての大人へ
少女パレアナ (角川文庫クラシックス) エレナ・ポーター (著)
…と、もったいつけるほどでもなかったですね。
ある一定以上の年齢のお母さまにとっては、
すごく懐かしい作品だと思います。
ハウス名作劇場では、「愛少女ポリアンナ」、
というタイトルで、愛されてきた作品です。
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孤児となったパレアナは、気難しくて厳しい
おばさんの元に引き取られることになりました。
ですがどんなにきつく冷たいことをされても、パレアナはへこたれません。
なぜならパレアナにはお父さんから教わったゲームがあるからです。
どんな状況からも「良かったこと」を探す「何でも喜ぶゲーム」。
それはやがておばさんの固まってしまっていた心を溶かしていきます。
更にその喜ぶゲームは町全体に広がっていくのです…。
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パレアナの素直で明るい心、どんなに悲しいときでも
嬉しいことを見つけてしまうところ、「良かった探し」、
それは今の世の中こそとても大切な気がします。
そして、大人になればなるほど苦しいことや、つらいことが増えていく中で、
この「良かった探し」は、私たちを助けてくれる気がします。
どんなに些細なことでもいいんです、
例えば突然雨が降って洗濯物が室内干しになってしまったなら、
「加湿器の電気代が浮いたわ〜」
とかそういうことで…(ごめんなさい、例えが生活じみてます…笑)
探し物をするときは下を向いているだけではできません。
顔をあげて、前も横も全部向かないと良かったことは探せません。
うつむかないでいることが、ポジティブでいられること、
それが、「少女パレアナ」が教えてくれる、いつまでも大切なこと・・、
そのように思えるのです。
終わりに・・・
良い本はたくさんの大切なことを文字に乗せて、
私たちの想像力へと伝えようとしてくれます。
そして私たちの心を時に慰め、時に豊かにしてくれます。
どうかお子さま方が、お気に入りとなる素敵な本と、
出会えますように…。
次回は・・・
次回は内容未定ですが、児童文学(活字本)ご紹介の予定です。
今月も、最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。