「本を読まなくなった最近の子供」対策?!
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「本を読まなくなった最近の子供」対策を練る。
最近は、本を読まない子供がとみに増えていると聞きます。
私の友人の小学2年生のお嬢さんも、アニメには興味を持つものの、
本にはまったく興味を持ってくれないそうです・・・。
確かに最近は、いろいろなメディアが発達しているゆえか、
小さなお子さんが本に向かうような土壌が失われているのかも
しれませんね・・
そこで今回は、そんなお子さまに、本を手に取ってもらう「きっかけ」
と、なりうるような活字本の人気作品をご紹介したいと思います!
映画にもなっている「マジック・ツリーハウス」シリーズです!
※ 対象 : 小学校低学年〜高学年
※ こちらの公式サイトで、各巻のさわりを立ち読みできます。
子供が本を読むようになる「マジック・ツリーハウス」
「マジック・ツリーハウス」は、現在まで1巻〜31巻が出ており、
今後もまだあと数十巻が書かれる予定という大きなシリーズ。
この作品は、次のようなお話です・・・
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本の虫でちょっぴり気が弱い兄のジャックと、
好奇心旺盛で空想家の妹のアニー。
仲の良い2人の兄妹が見つけた樫の木の上の
ツリーハウスの中は、本に埋め尽くされた空間。
そこで夢中で本に没頭していると、
本の中の世界へ入ってしまい、シリーズごとに、
様々な時代で大冒険をすることに・・
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こうして、色々な時代(恐竜時代、エジプト時代、ムガル帝国等)
を冒険しながら、ついでに各時代の知識もついていくという作品で、
世界中で読まれている、まさに現代を代表する児童文学です。
大人が読むと、一文がシンプル過ぎるくらいにも感じがちですが、
小さなお子さんには、かなりテンポよくグイグイと読みやすいようで、
『とにかく本を読まなかった子供が、夢中で読むようになった』
という評判が立つくらい、吸引力が強いタイプの作品です。
また、日本語版シリーズについている日本のイラストレーターの絵は、
原作者のオズボーンさんからとても高く評価されたそうで、
これにより、世界各国のアニメ映画化オファーの中から
日本が選ばれたほどだそうです。
そんな事情から、アニメ映画と本のイラストとが同じですから、
映像から入らせて本へ向かわせよう・・という作戦の場合にも、
お子さんが絵からすっと入れる、というワケなのです!
マジック・ツリーハウス作戦が上手くいったら、次は・・
もしも、マジック・ツリーハウス作戦が効を奏し、
お子さんが見事シリーズを読み終え、現代の冒険ものを気に入ったなら、
次は『伝統ある冒険もの』へと進まれてはいかがでしょうか。
「エルマーのぼうけん」シリーズ(小学校低学年)
「ナルニア国物語」シリーズ(小学校低学年〜高学年)
「モモ」(小学校高学年)
「ゲド戦記」シリーズ(小学校高学年〜中学生)
など、本屋さんにたくさん並んでいるロングセラー冒険物語には、
ご両親世代にも馴染みのある作品が、かなり多いと思います。
読んだことがない作品でも書評がたくさんありますので、
いくぶん選びやすいでしょうし、
読んだことがある作品の場合は、知育に加え、「思いを分かち合える」
という点でも、さまざまな喜びや懐かしみがあるかもしれません。
本の中で冒険をする子供たちと、時の流れを思うご両親とで
それぞれに異なるものを感じながら、どこまで読んだか、
どういう話だったか、などを尋ねてみてはいかがでしょうか・・
次回は・・
次回も、海外の児童文学(活字本)からご紹介します。
主に女の子向けに、アメリカの「魔女とふしぎな指輪」
主に男の子向けに、ドイツの「大どろぼうホッツェンプロッツ」
を、取り上げ、来週くらいの配信を予定しています。
最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
今回の本 (アマゾンのページリンクです)
恐竜の谷の大冒険 (マジック・ツリーハウス (1))
今回登場した本
エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語 1)
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
影との戦い―ゲド戦記 1