古事記編纂1300年を迎えて…
古事記とは・・?
今現在、日本最古の歴史書と呼ばれる『古事記』。
その古事記が、今年、編纂1300年を迎えました。
古事記編纂は、天武天皇が太安万侶(おおのやすまろ)へと号を出し、
開始された事業でしたが、実際に完成したのは、天武天皇が亡くなってから
26年後のことです。
古事記は上・中・下の全3巻に分かれての構成となり、
- 上巻には、天地の始まりから神々の物語
- 中・下巻には、神武天皇から推古天皇の時代まで、神話や伝説、たくさんの歌謡
が記されています。
古事記と聞くと、一見、「難しそうだな〜」と敬遠してしまいがちですが、
実は、私たちも幼い頃から「古事記」と親しく触れ合ってきています。
- アマノイワトで有名なアマテラスオオミカミ
- ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコト
- 因幡の白兎を助けたオオクニヌシ
など、幼い頃にお話を読んだことや聞かせてもらったことがある、
「日本の神話」こそ、古事記の上巻にある内容です。
また、数々の伝説を残した、ヤマトタケルノミコトのストーリーも、
古事記の中巻で見ることが出来ます。
そう思ってみると、「古事記」が、ぐっと身近に感じられて来ませんか・・?
古事記の舞台となった場所/1300周年イベント
さて、このように日本の神話やルーツが描かれている古事記ですが、
今年は、神話の舞台となった各地で、いろいろなイベントが行われるようです。
- ニニギノミコトが天から地へと降り立った、いわゆる天孫降臨の地があるといわれている宮崎県、
- スサノオやオオクニヌシなど神々の伝説が色濃く残る島根県、
- イザナギとイザナミが国を生んだ時に、一番最初に生まれた土地と言われる淡路島がある兵庫県、
- 「古事記」編纂の地である奈良県、
・・などが挙げられているようです。
イベントやシンポジウムの他にも、特別サイトを作って、「古事記編纂1300年」を祝い、
神話の内容や神々の紹介をしてくれている県もありますので、チェックしておきたいところですよね。
日本の文化を伝える「古事記」と触れ合う旅、例えば、夏休みを使って古事記ゆかりの地を巡る旅なども、
きっと、京都への修学旅行のように、お子さんの一生の思い出になるのではないでしょうか・・・
以下、関連外部サイトへのリンクです
島根県
鳥取県
奈良県
(※ 関連リンク追加のご要望は、お気軽にご連絡下さい。)